前回の長野遠征から戻ってからというもの、脳内参謀本部はあるユーフォルビアの残像を振り払うことができなかった。それは、堀川カクタスガーデンで見たE.micracantha(怒竜頭)である。どうしてもこいつが欲しい。ゴールデンウィークに多肉ハンターたちがやってきたら買われてしまうかもしれないと心配性の参謀総長 コレ=ホシーホシー上級大将は考えた。それに自分でホームページにアップして公開しちゃったし。俺の性格上、買える値段なのに買わずにいて、他人に買われてしまったらずっとずっと後悔するだろう。ということで、このユーフォルビアの確保を作戦目標として、Unternehmen Eiche(柏作戦)を立案した。既に作戦予定日に入っていた仕事をずらし、嫁にもご機嫌取りの工作を開始。今回の動員兵力は、遠征の2日前に徴兵される予定の新兵から3個師団を抽出することに。わざわざ長野まで遠出して目的を達成できなかったら何の意味もないので、メールで売約して取り置きをお願いした。

 4月23日、4時50分起床。前夜は21時前まで残業をこなし、その後に多肉っちの師匠でもある同僚の姐さんとワインを飲みに行き、帰宅後に熱帯魚の水槽の換水を行ったので、就寝したのは0時半だった。携帯電話のアラームが鳴る前に目覚めたものの、頭の芯にどよ〜んとした睡魔が居座っている。身支度をし、朝食を食べ、5時45分に自宅を出発。外は雨だし、眠いし、コンディションは最悪だ。前回と全く同じルートで長野県へ。

 8時に西沢サボテン園に到着した。開園まで30分ほどあるので、近くのコンビニに駐車し、前日に買ったマンガを読んで暇つぶし。読み終わった後に、園にお邪魔する。各ハウスの写真は前回の遠征のレポートに載せたので省略。


強刺類のサボテン


こっちの強刺類もいいね


E.flanaganii cri.(孔雀の舞)


ユーフォルビアいろいろ

 遠征前に売約して取り置きをお願いしたサボテンのPterocactus tuberosus(黒竜)は、見て回っている時にすぐに見つけることができた。芋が良いねぇ〜。サボテンを見ていると欲しくなってしまうので、サボテンの温室は2棟だけ見てユーフォルビアが置いてある温室へ。温室内は前回の訪問の後よりも鉢が整理整頓されているような気がした。前回の遠征時にも気になったE.valida(万代)のモンストを目の前にどうするか悩んだ。その時にBEEさんのブログの名言「錦と綴化は同じものに二度と会えない!」を思い出し、それはモンストも同じだと考えて買うことにした。園主さんがちょっとおまけしてくれたので、切り良く6個連隊の兵力を消耗。


西沢サボテン園での戦果

 次は宝探し感が楽しい帯向園芸へ。前回はちょっと迷ったが、今回はスパッと一発で到着。もう気温も高くなってきたので、ハウス内のシートは取り払われていた。


田んぼの中にある帯向園芸


ハウス@


ハウスA


ハウスB


ハウスC


ハウスD


ハウスE


ハウスF


ハウスG


放置され、半分野生化した白樺キリンと紅彩閣

 今回の目的は、前回の訪問時に見つけた不明種のカット苗をいただくこと。そして、隅々までよく見てお宝を見つけることである。ハウス内は温度が高く、ハチやイトトンボが飛び、アマガエルもピョンピョン跳ねていた。お宝を見つけることはできなかったが、カット苗はいただくことができた。他の戦果は、俺が勝手に「ワイルドフォーム」と命名した野生株の草姿のE.enopla(紅彩閣)。そして、野生の草姿でさらに棘がスクリュー状になっている特大の紅彩閣。こいつは「ワイルドフォーム var. ドラゴンスクリュー」と名付けよう。平らに潰れたような草姿のE.suzannae(瑠璃晃)もGET(黄色いのは焼けてるからで、班入りだからではない)。あとは姐さんへのお土産のエケベリアを2つ。これだけ買っても、兵力の消耗はわずか2個連隊。安い!


帯向園芸での戦果

 次は高速道路にのって長野市へ。昼食時なので、事前に「テラめし倶楽部」で見つけておいた寿楽へ。ピーク時の到着となったので、ちょっと待ってからカウンター席へ案内された。さっそく寿楽やきそばを注文した。出てきた時には大きいなと思ったが、意外にもぺろっと食べてしまった。腹8分ってところかな。味は可もなく不可もなくって感じ。


お店の外観


名物の寿楽やきそば

 食後、石川園に行こうと思って電話をしたが、今日も閉まっているとのことだった。サボテンしかないとのことだったので、まあいいか。行く先を堀川カクタスガーデンに変更する。前回はけっこう迷ったが、今回は迷わずに一発で行くことができた。


入口


温室内@


温室内A


温室内B


温室内C


温室内D


温室内E


温室内F


分頭がおもしろいE.horrida(ホリダ)


でっかい金鯱


美しい草姿の紅彩閣綴化


E.lignosa(魔針竜)


E.candelabrum(華燭キリン)綴化


E.inornata(蛮城砦) 前回買った2株の親株かな?


E.sepulta(セプルタ)


札落ちの花キリン類


E.obesa(オベサ)のモンスト


万代の極太刺タイプ

 今回は時間に余裕があるので、園内をくまなく見て回った。ただ、あまりじっくり見るとユーフォルビア以外のものも欲しくなってしまうので、さらっと見る程度にしておく。園内には韓国から買い付けに来たバイヤーがいて、各種多肉っちを大量に仕入れていた。俺もユーフォルビアの物色を開始。今回は値が張るものを2つとちょこまかしたものを残存兵力で買おうと思っていた。売約しておいた怒竜頭と気になって仕方がないE.decepta(大宝冠)をメインの2つにすることに決めた。この2つで1個師団と5個連隊だ。下の写真後列左が怒竜頭、中列の真ん中が大宝冠である。残存兵力での買い物は以下の4つに決めた。後列右はE.inermis(九頭竜)という表記がされていたが、前回も買ったE.maleolens(群蛇丸)だと思われる。中列左はE.inermisという表記があり、値段が安いのと2株植えであるという理由で購入を決めたが、こいつが今回の一番の掘り出し物だった。帰宅後に植え替えをしたら、鉢の中に巨大な塊根が隠れていた。つまり、こいつは珍しい塊根性のE.inermisだったってわけ。それが1個連隊と5個大隊のお値段で買えたのはすごいラッキーだ。中列右は物色時に見つけて一番興奮したE.fasciculata(歓喜天)とE.flanaganii(孔雀丸)の自然交雑種。タコ物グループなのか柱状グループもしくは球状グループなのか見つけた時にはわからなかったが、園主さんの言葉を聞いて納得できた。歓喜天と孔雀丸の両方の特徴が出たすばらしいハイブリッドだ。で、こいつに興奮して写真前列の名前をメモるのを忘れてしまう(次の訪問時に他の鉢の名札を見たら「イサカンサ」と書かれていたが、E.petricola(ペトリコラ)であることが判明)。これらを温室の一角に並べていたら、園主さんに「タコ物のオンパレードだな。」と言われてしまった。まあ、その通りなんだけど。。。予算をオーバーしたが、今回も園主さんがおまけしてくれて兵力の消耗は2個師団。


堀川カクタスガーデンでの戦果

 堀川カクタスガーデンを出ると、時間は15時。焼きそばのメールを姐さんに送った時に、長野市の北方にある小布施町がおもしろいよ〜って教えてもらったが、眠気がひどいので帰路についた。せっかくの楽しい遠征で事故を起こしたくないからね。早めに帰り始めたので、19時前には自宅に無事に到着。途中で2回ぐらい運転しながら意識が飛びかけたので、帰宅の決断は正解だったな。今回も温かく迎えてくれた5人の園主さん及び関係者の方々に感謝し、作戦報告書を終了する。






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