4月は2回の長野遠征とオフ会参加&趣味家訪問という3回のイベントをこなしたが、最後のイベントがこの千葉遠征&競り会参加である。濾過一ファントムさんのブログ(閉鎖)でその存在は知っていたが、毎月30日に染谷サボテン園にパルチザン業者や趣味家が終結し、多肉っちの競りが行われている。「30日会」という名のその競り会は、その名の通り平日だろうが土日祝だろうが必ず毎月30日に行われる。前々から参加してみたいと思っていたのだが、平日は仕事があるし、有給休暇を取ったとしても高速道路の休日特別割引が効かないので交通費が嵩んでしまう。というわけで、30日が土日祝にあたるのをずっと待っていたのだ。そして、ついにその時が来た。その一方で、東日本大震災の影響で高速道路の休日特別割引が6月をめどに終了するというニュースが流れた。これで被災地の復興資金として3500億円の財源が確保できるということなので個人的には賛成だが、交通費を考えると今後は頻繁に遠征に出ることができなくなる。ということで、参謀総長 コレ=ホシーホシー上級大将は、30日会の参加と同時に千葉の各園にある気になるユーフォルビアをできるだけ買い集めてしまおうと考え、Unternehmen Rösselsprung(騎士の跳躍作戦)を立案。遠征前には濾過一ファントムさんとも連絡をとり、30日会で会う約束もした。4月はかなりの残業をこなして5月徴兵の新兵が多く見込めるので、今回の動員兵力はそれを当て込んだ2個師団ほどである。

 4月30日、4時起床。6時間ほど寝たので、目覚めも良い。朝食を食べて身支度を整え、4時半に家を出発した。高速道路にのって千葉へ。ゴールデンウィークではあるものの、時間が早いので渋滞もなくスムーズに走ることができた。

 最初の目的地はいつも通り二和園。7時に到着した。事前の電話連絡はしていなかったが、早朝の訪問にも関わらずいつもの柔和な笑顔で園主さんが迎えてくれた。


E.grandicornis(キリン冠)


E.ammak var.(大戟閣錦)


非売品の不明種


E.phosphorea(夜光キリン)


E.mammillaris var.(白樺キリン)


白樺キリンの屍 紫色なのでペルーの紫トウモロコシみたいだ


矮小性の花キリン


E.aggregata(紅キリン)


E.pseudocactus(春駒)


E.resinifera(白角キリン)


E.enopla(紅彩閣)のちびっこたち


E.bupleurfolia1 ‘Gabizan’2(怪魔玉)


E.richardsiae(リカルドシアエ)


E.greenwayii(グリーンウェイ)

 1時間ほど見学させてもらって、タイから輸入したというユーフォルビア、ハデ班のハオルシアの宝草錦、おかんにプレゼントするためのエケベリアの3点をお持ち帰りすることにした。ユーフォルビアは種類はわからないが、台木にするために輸入したとのこと。確かに台木にした形跡が残っているが、まあ枝を切って作り直せばいいだけだ。ユーフォルビア大好きな俺にしたら、台木にするにはもったいない。1個連隊と5個大隊の兵力を消耗。


二和園での戦果

 次に二和園の近くにある星野松風園へ。到着してから電話をかけてみると、園主さんは早朝からタケノコ掘りに出かけていて留守だった。対応してくれた奥さんがすぐに戻るだろうとおっしゃるので、待たせてもらうことにした。15分ほどで園主さんが戻ってきた。せっかくタケノコ掘りをエンジョイしていたのに、申し訳ないことをしてしまった。これ以上の迷惑をかけないように写真も撮らずに急いで買うものを選ぶことにした。ここで一番欲しいのはE.viguieri(噴火竜)の綴化だが、これを買うには手持ちの全ての兵力をつぎ込まなければならないので諦める。前回の遠征時にも気になったE.horrida var.(ホリダ錦)のカキ仔苗についてダメ元で訊いてみた。ちょっと気温が低いけど、もう切り取っても大丈夫な大きさとのことだし、値段も思ったより安かったのでお願いして切り取ってもらうことにした。ついでに近くに置いてあったE.fruticosa var.(閃光閣錦)の値段を訊いたら、これまた予想以上に安かったのと班の入り方が素敵なのでこいつもお買い上げ。ここで6個連隊の兵力を消耗。


星野松風園での戦果

 国道16号線を北進し、グランカクタスへ。気になるユーフォルビアのまとめ買いは、ここが本命である。到着してすぐに園主さんから30日会に行くから時間が15分ほどしかないと言われてしまったので、ユーフォルビアだけを再び写真も撮らずにチェックする。事前にカタログで売約していたE.confinalis ssp.rodesiaca(白雲巒岳)の綴化を筆頭に、ノーマルの同じく白雲巒岳・初回の訪問からずっと気になっていたE.esculenta(閻魔キリン)・たぶん何か他のユーフォルビアの血も混じっていると思われるおもしろい草姿のE.valida(万代)・園主さん曰く「倶梨伽羅玉」(でも、違うと思う)のタコ物の5点をチョイス。ここが今回の本命だからそれなりの出費は覚悟していた。ちょっとおまけしてくれ、兵力1個師団と6個連隊を消耗。ここで既に動員兵力をオーバーしてしまった。


グランカクタスでの戦果

 さらに国道16号線を北進して、いよいよ30日会が行われる染谷サボテン園へ。11時頃から始めると言われていたので、余裕を持って移動したつもりだったのに到着したのは5分前だった。とりあえず園主さんに挨拶をして、参加費1000円(昼飯代込み)を支払う。会うのを楽しみにしていた濾過一ファントムさんは調子が悪くて、残念ながらお会いすることが出来なかった。小屋の周辺に競り荷が並べられているので、競りの開始まで荷をチェックすることにした。競り荷はサボテンが8割ほどで、ユーフォルビアは、原種に近い草姿のE.enopla(紅彩閣)・E.leucodendron cri.(レウコデンドロン綴化)・白樺キリンの3種が10鉢ほど入った箱が1つあるだけだった。まあ、あまり期待してはいなかったが、予想以上に悪い。ユーフォルビアは絶望的なので、安ければガガイモのPseudolithos migiurtinus2つと珍品のWhite−sloanea crassaが入った箱でも落とそうかな〜などと考えていた。周囲を見回すと、さぼネットオフ会の主催者をはじめ、そのオフ会の参加者も何人かいた。


競り荷@


競り荷A


競り荷B


競り荷C


競り荷D


競り荷E


競り荷F


競り荷G


競り荷H


競り荷I


競り荷J


競り荷K

 そして、いよいよ11時から競りが始まった。「チョウ」(1の隠語)や「ブリ」(2の隠語)など聞いたこともない言葉が飛び交う。しかし、初心者でもわかるように競り人の後ろに隠語とそれが意味する数字の一覧表が張ってあるので、初めての参加者でも全く問題ない。ただ、競り荷は箱売りやバット売りが基本なので、落札すると1種だけをたくさん入手することになってしまう。業者の仕入れの競りに参加しているので仕方がないことだが、趣味家にはこれが一番の問題だ。業者の競りというのは真剣勝負の場なのかと思っていたが、冗談を言いながら楽しそうに進んでいった。競り人も味があるおもしろい人で、この人がそういう空気を作っている源なんだろうと思った。

 切りの良いところで昼食休憩。近くのコンビニから届けられたそばとおにぎりだ。みんなささっと食べて競りが再開された。競り荷の多くは「チョウ」(1000円)か「ブリ」(2000円)で始まる。荷がどんどんさばかれていき、待っていたガガイモのセットの競りが始まった。が、いきなり3000円でスタートし、4000円に値上がり。手ブラで帰るのは嫌だけど、すごく欲しいわけでもないものにそんなにお金を出すのももったいないので見送ることにした。ちなみに1箱だけのユーフォルビアは1000円で落札されていった。


競りの様子@


競りの様子A

 もう欲しいものはないし、競りにも飽きたので、会場奥の染谷サボテン園の売り物を物色する。園主さんは競りの記録をパソコンに入力しているので、競りが終わるまでは動けない。だから、時間はたっぷりある。何度もハウス内を回り、見落としがないかくまなくチェックした。


E.horrida hyb.(ホリダ交配種)


ここにも春駒


E.ferox(勇猛閣)


E.bupleurfolia1 suzannae2(我眉山)

 欲しいと思ったのはホリダの交配種3種・一部でE.fruticosaと呼ばれている不明種・この園では台木に使われていることが多いけどもったいないと思うE.sudanica(スーダニカ)・E.grandicornis cri.(キリン冠綴化)の6点である。ここの園主さんがつける値段はそう高くないとはいえ、3つの園を巡って既に今日の動員兵力はオーバーしている。う〜ん、どうしようか。その時、大日本帝国海軍中将 角田覚治のモットーが頭をよぎった。


見敵必戦!

 ということで、脳内参謀本部は全部買うことを決定。競りは14時前に終了し、参加者は落札品の支払いを済ませて続々と帰っていった。園主さんが後片付けを終えるのを待ち、欲しいユーフォルビアたちの値段を訊くとだいたい予想通りの金額だった。園主さんも忙しそうな感じなので、迷惑をかけないようにさっさと帰ることにした。兵力の消耗は5個連隊と5個大隊。


染谷サボテン園での戦果

 車に乗り込むと時間は14時半。胃袋に余裕があるのでラーメン二郎松戸駅前店に行こうと考えたが、ここからではちょっと時間がかかる。帰る方向と同じなので、とりあえずダメ元で車を走らせる。しかし、混んでいる道路のせいであともうちょっとのところで15時の閉店時間に間に合わなかった。とりあえず国道6号線で東京方面に向かう。携帯電話で道路状況をチェックすると、あちこちで事故が起き、渋滞も散見された。これでは早く帰途につく意味がないし、逆に渋滞にハマってイライラするだけだ。ということで、どうせ遅くなるなら東京で肉でも食べていこうと考えた。俺の頭には、「東京で肉を食べる=ステーキハウス TEXASのステーキ&ハンバーグの食べ放題」とインプットされている。というわけで、一般道をのり継いで新宿へ。向かうは、TEXASオペラシティー店である。近くのコインパーキングに車を入れ、店に着くと「17:30開店」と看板が出て準備中だった。なんだよぉ〜、前は17時開店だったのに〜!仕方ないので、30分時間を潰して戻ってくることにした。17時半に入店し、お目当てのステーキ&ハンバーグの食べ放題を注文する。ハンバーグは値段なりだが、ハラミ肉のステーキは好みの味なのでいつものように食べ進み、今日もプレート5枚を完食。ステーキとハンバーグを足すとだいたい2kgぐらいかな。料理がもう少し早く出てきて、俺が猫舌じゃなかったら、あともう1プレートいけるのに。。。


お店の外観


1500円でこのプレートが食べ放題♪

 店を出て、車に戻る。あとは家まで帰るだけだ。国道20号線・環状8号線・東名高速道路と順調にのり継ぎ、帰りも一度も渋滞にハマることなく、20時50分に無事に帰宅。走行距離は457キロ。十分な成果も得たし、今日の遠征をもってしばらくは関東に遠征することはなさそうだ。温かく迎えてくれた4人の園主さん及び関係者の方々に感謝し、作戦報告書を終了する。






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